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2025.07.02UP

Google広告のAI深化

中山 崇

中山 崇

コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント

Blog | Takashi Nakayama

WEB広告の難易度上昇

プライバシーの観点で取得できない情報も出てきて、さらに様々な媒体がある中で、多岐に渡り変化するユーザーの行動に対応しながら広告を作成していくのがどんどん難しくなっています。

リライズコンサルティングでも昨年からP-MAXというAIを使った、様々な出稿可能な広告枠に最適化を行う広告が成果を出しているアカウントが増えています。

その一方で以前からある検索連動型広告(検索広告と略したり、リスティング広告とも呼ばれます)を使った露出頻度は減る一方だったことも事実です。

 

 

検索広告の起死回生の一手

そのジリ貧でもあった検索広告がここにきて大型アップデートされます。

それが「検索キャンペーン向け AI 最大化設定」です。

これはその名の通りGoogle AI を活用したもので、ターゲット(キーワード)とクリエイティブ(広告文)を同時に調整するものとなります。

①ターゲット→検索語句マッチング

 インテントマッチ(以前でいうところの部分一致)とAIを掛け合わせてキーワードを既存のものから拡大し、より関連性が高く、パフォーマンスに優れた検索語句を見つけることができます。

 ※検索語句というのは実際にユーザーが検索をしているキーワードを指します。

 これにより、P-MAXなど他の方法では見つけられない検索語句を見つけてコンバージョンに繋げることが出来ます。

 ※コンバージョンとは成約のことで、食品のBtoC向けの場合は購入を指します。

 クリエイティブ→アセットの最適化

 

②クリエイティブ→アセットの最適化

 ここで最適化させるのは広告文やバナーのことだけでなく、誘導先も検索されたキーワードを元に、最も適したページURLへ遷移させるということです。

 検索広告でインテントマッチで集客をすると広いターゲット層にまで広告を届けてしまうことがあります。そこで課題だったのが、検索したキーワードと遷移先のズレです。
 多くのキーワードを登録し、集客をしても誘導先が違うだけで自分が探していたものと違うものが出てきたと転換率(コンバージョン率<CVR>)も変わってきてしまうものです。

 それを適切に補ってくれるので転換率(コンバージョン率<CVR>改善が見込まれます。

 

Google広告は全てAIにお任せで良いのか

これだけAIが広告にも入ってくると、広告はAIに任せてほったらかしでよいのではという疑問が出ると思います。
これは結論からいうと否です。

 

自動で色々出来る分、競合他社も同様に同じ施策を行ってくるわけです。
フル活用の度合いによって、多少の初動の差は出るにしても、追いかける側も簡単になっているのは容易に想像できますよね。

 

では、WEB広告で成果を出すために何が必要かというと、ページ内の改善、ターゲットの改善(変更)、商品の改善など小手先の広告調整以外にさらに影響度が高い項目が多くあります。

これらを複合的に掛け合わせることで、さらに良い結果を出すことが出来ます。
そのため、AI活用が広がりつつある今、広告で出来る改善は一部分でしかないということを理解してもらえれば大丈夫です。

 

 

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リライズコンサルティング株式会社

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中山 崇 Takashi Nakayama
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