2025.05.19UP
食品のリアル体験
リアル体験に勝るものはなし
WEBについての話をしてきていますが、リアル店舗の話をします。
というのも先日、宮古島へ行ってきました。
現地でしか体験できないものを行ったり、食べたりという考えのもと降り立ったわけですが、風景一つとっても写真では伝わらないニュアンスなどがあり、行く前の期待値を超えたものを体感出来ました。
食品にあるリアルに勝るものとは
では、食事についてはどうだったかというと、間食を含めて10食くらいしたわけですが、写真の方が美味しそうに見えるお店がありました。
風景は多くを後から加工できるポイントは少ないですが、食品は様々な加工が出来ます。
・極限まで寄る
・断面を見せる
・光沢(照り)を出す
これらは食品のシズル感を出す要素と言われる『寄り・照り・断面』です。
実際、我々が食事をする際にあえて食品を間近で見て食べることもなしですし、断面が見えるように食べることもありません。
照りくらいはパッと見た目でわかりますが、店舗の証明に左右されますよね。
このシズル感の3つでさえ、意図的に強調するように撮られているので美味しそうに見えるのです。
実際、店舗で食べる際に写真の期待値から下がって見えるのはこの理由からです。
さらにシズル感がる食品の写真においては
・発色の調整
・湯気を足す
・食卓にイメージを連想させる食器や小物を置く
など、特に発色の調整によって、より美味しそうに見せる事だってできてしまうわけです。
ECでの食品の見せ方について
上に記載したように、食品は見せ方次第で、本来そのレベルにまで達していなくてもまるで達しているかのような映える写真を撮ることもできます。
ただ、ここまで来るとイメージと違うというレベルを超えて、クレームになることだってあり得ます。
10年くらい前におせちがスカスカで写真と違うと大問題になったこともありましたよね。
仮にクレームが来なかったとしても、写真を見て自分が抱いた期待値を食べた時に上回るか想像通りか、下回るかでリピート率にも影響は出てきます。
想像通りだったとしてもおそらくリピートにはなりにくいでしょう。
なぜなら通販であえて高い送料を払ってまで購入する趣味嗜好品だからです。
過度にシズル感を追求するのではなく、本質としては商品力そのものを高める方を優先させた方がLTVは高く積み上がるものなのです。
この部分を忘れて見た目だけに走らないようにしましょう。
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リライズコンサルティング株式会社
コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント
中山 崇 Takashi Nakayama
E-mail: t.nakayama@rerise-consulting.com
オフィシャルHP:https://rerise-consulting.com
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