2024.10.29UP
実店舗とネットショップの違いを知ろう(2)
こんにちは、中口聡明です。
飲食店×ネットショップコラムの第二回目の掲載です。
前回、実店舗ビジネスとネットショップビジネスの3つの違いと「商圏の違い」について触れていきました。
- 商圏の違い(前回のコラム)
- ライフサイクルの違い
- 投資回収の違い
今回は「ライフサイクルの違い」を理解していきましょう。
商売をするうえでは、そのビジネスが市場環境を知り、それに応じた戦略をたてる必要があります。
ライフサイクルでは、大きく4つの段階があり、市場規模はほとんどないが、競合もほぼいない「導入期」、市場が急成長する「成長期」、需要と共有が拮抗する「成熟期」、需要より供給が多くなり競合の減少も見られる「安定期」があります。
ここで重要なポイントは、2つあります。
一つ目は、自社のビジネスの現在位置を知り、それに応じた売り物、売り方に対応すること。多くの飲食業では、すでに安定期に位置することが多いですが、新規集客をどんどんしていくというよりは個を重視した対応を商品、サービスを提供することで顧客の離反を防ぐことが重要ですね。
二つ目は、成長期の売り物、売り方を自社のビジネスに取り入れること。ライフサイクル上もっとも、売上を上げやすいのは、市場が爆発的に成長する「成長期」です。シェアを維持しているだけでも市場が拡大するので、売上アップが容易という構図です。ですが、基盤の事業をガラッと成長期のビジネスへ変えられる企業は多くありません。そこで、取り入れてほしいのは、「チャネル」「商品」「サービス」「集客」など、部分的に既存事業へ成長期のものを取り入れるということです。
本コラムの飲食店×ネットショップは、テクニックも述べていくつもりですが、大枠は、飲食業という安定期の商売を行っている事業者様へ、「成長期の販売チャネル」を取り入れていただき、爆発的に売上アップ、業績アップを実現することが一番の目的です。
ただネットショップに固執しているわけではありませんから、
キーワードは「成長期」の商売をいかに活用するかです。
ぜひ頭において、日々の経営に活かしていきましょう。
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