ホーム > 中口 聡明ブログ > 【BtoB-EC】業務用ECの特性を理解すること

2025.12.04UP

【BtoB-EC】業務用ECの特性を理解すること

中口 聡明

中口 聡明

コンサルティンググループ EC支援チーム
経営コンサルタント

Blog | Toshiaki Nakaguchi

【BtoB-EC】業務用ECの特性を理解すること

こんにちは、中口聡明です。

 

昨日から急激に寒くなっておりますが、

本日は福井県へ出張です。

雪に若干の期待をしながら、

特急列車サンダーバードに揺られています。

 

さて、本題へ。

 

業務用ECのニーズがここ最近拡大しています。

背景には、人材不足、原価高騰があるのでしょう。

 

業務用ECに複数関わっていますので、

今回は重要なポイントを書いていこうと思います。

 

まず、理解しなければいけないのは、

業務用取引と、業務用ECによる取引の違いについてです。

 

①取引が集中する場所

業務用取引

 営業担当の移動範囲、取引ネットワークに依存します。

 地域で縛られることはありませんが、アプローチ数と、接触頻度が増える拠点付近が中心になります。

 また問屋などを挟んでいる場合は、その問屋の取引ネットワークにも依存します。

 

業務用EC

 ネットが繋がる全ての法人が対象となります。

 DMなどを噛ませる場合は、それ以外も対象となります。

 

②顧客対応の数

業務用取引

 人に依存するため、40-120社/人が限界でしょう。

 

業務用EC

 システムで処理をしますから、顧客対応数は無制限となります。

 

③顧客対応の質

業務用取引

 人が介している分、個別の事情に応じた対応が臨機応変に行えます。

  ただし、質を高めようとすると、人的工数が増えることは認識しなければいけません。

 

業務用EC

 提案は基本的に一律となります。

 個別対応を装ったとしても、何かの軸で顧客をセグメントして、セグメント別に決められた一律対応が施されます。

 

つまり、何が言いたいかというと、

業務用取引も業務用ECも万能ではなく、それぞれ長所と短所があるということです。

 

業務用ECは、ネットを中心として、幅広い顧客に決めた一律対応を施すことが強みと言えます。

 

そのことを踏まえて、今の業務用取引に業務用ECを足して、客層の付加と、業務効率化によって業績アップを実現するということです。

 

次回は、客層の付加の罠について書いていきたいと思います。

中口 聡明

中口 聡明

コンサルティンググループ EC支援チーム
経営コンサルタント

Blog | Toshiaki Nakaguchi

RERISE CONSULTING Facebook

tel:0800-100-0515

RERISE CONSULTING Facebook

上へ