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2025.02.12UP

【食肉業界経営者向け】業界動向速報まとめ(2025/02/12)

吉田 圭良

吉田 圭良

コンサルティング事業部 食肉業界支援チーム
チームリーダー
シニアコンサルタント

Blog | Keisuke Yoshida

皆様おはようございます。

本日(2025年2月12日)も、精肉店経営や食肉卸経営など、食肉業界の経営戦略を練るうえで役立つ最新動向・最新ニュースを引用してお届けします。

 

1. 2024年 食肉加工業界10大ニュースの詳細

関西ハム・ソーセージ記者クラブは、2024年の食肉加工業界10大ニュースを発表しました。主なトピックは以下の通りです:

 

1. 大手4社がチルド物流研究会に参画:

食肉加工業界の大手4社が、チルド物流の効率化と持続可能性を追求するための研究会に参加しました。これにより、業界全体での物流改善や環境負荷の低減が期待されています。

 

2. 上期増収基調も為替変動が利益を圧迫:

2024年上半期、各社の売上は増加傾向にありましたが、為替レートの変動により利益率が圧迫される状況が見られました。特に輸入原材料のコスト増加が影響しています。

 

3. 高価格帯ギフトのアイテム数が増加:

消費者の多様なニーズに応えるため、高価格帯のギフト商品のラインナップが充実しました。これにより、贈答用需要の取り込みを強化しています。

 

4. 生産現場でSDGsの取り組み進む:

持続可能な開発目標(SDGs)への対応として、生産現場での環境負荷低減や労働環境改善などの取り組みが進められています。具体的には、省エネルギー設備の導入や廃棄物削減の努力が報告されています。

 

これらの動向は、業界全体の持続可能性や経営戦略に大きな影響を与えると考えられます。 

 

2. 食肉業界の販売動向に関する最新報告

公益財団法人日本食肉流通センターは、2025年2月4日に最新の食肉販売動向を報告しました。主なポイントは以下の通りです:

 

• 牛肉:

輸入牛肉の販売環境が厳しい中、国産牛肉は前年並みの販売を維持しています。特に和牛のモモやカタロース部位が堅調に動いており、カタロースは需要が高く、年末には追加発注を断る状況も見られました。一方、ロインなどの高級部位の国内需要は低調ですが、インバウンド(訪日外国人)やギフト需要を取り込んだ事業者は販売を伸ばしています。

 

豚肉:

昨年秋以降、枝肉相場の安定に伴い販売が好調となっています。特に家庭内消費の増加や加工品需要の高まりが寄与しています。

 

この報告は、食肉業界の現状と今後の展望を理解する上で重要な資料となります。 

 

以上が本日の主な食肉業界関連ニュースです。

これらの情報を精肉店舗経営や食肉卸売業の活性化等、経営に具体的に活かす方法や、同業他社の業績アップ事例を詳しく知りたい場合、最新セミナー情報をぜひチェックしてみてください。(セミナーは不定期開催です)

 

また、食肉業界の時流適応・マーケティング・集客等に関するセミナー・講演会等のご依頼・ご相談は随時承っております。お気軽にご連絡ください。

 

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コンサルティング事業部
食肉業界支援チーム
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