2025.03.31UP
【精肉店の勝ち残り戦略】集客に繋がる目玉商品を作ろう!精肉店をとりまく6つの許認可とは?|食肉業界専門経営コンサルタントのブログ(2025.03.31)
目次
精肉店の未来は明るい!ただし時流への適応努力が必要!
集客を増やすためには、「目玉商品」の存在が欠かせません。
単なる「安いお肉」ではなく、「このお店ならでは!」と思ってもらえる商品こそが、
リピートや口コミ、SNSでの拡散につながります。
ただし、精肉店で展開できる商品は、保有している営業許可の種類によって大きく異なりますね。
最近、牛レバー加工食品を十分に加熱せず販売したとして経営者が逮捕される事件もありましたが、
食肉の販売においては非常にセンシティブな内容です。
多くの食肉関連企業様と関わらせていただいており、戦略提案を差し上げる時に必ずこの許認可は確認するのですが、
意外にも、「自店はどの許認可を持っているのか?」「その許認可で何が出来る範囲なのか?」「新たな許認可を取得するために必要な要件は?」など、ご存じでないケースも少なくありません。
本日は、以下の6つの許認可ごとに、「その許可があるからこそ販売できる目玉商品」のアイデアを整理し、集客につながる具体策をご紹介します。
食肉販売業許可のみ保有している場合
(※一般的な精肉店の基本許可)
できること例:
- パック詰めされた精肉・量り売り販売
目玉商品案:
-
「日替わり!希少部位販売」(数量限定)
-
「部位別食べ比べセット(焼肉用)」
-
「鍋用・すき焼き用カット肉セット」
ポイント:
→ 商品そのものにストーリー性を持たせる(例:「本日だけ入荷の〇〇牛ミスジ」)
→ POPやシールで、「希少部位」「専門店カット」などの価値をしっかり伝える
食肉製品製造業許可がある場合
(※ハム・ソーセージ・コンビーフなど加熱加工品の製造)
できること例:
- 食肉加工品の製造・販売
目玉商品案:
-
「自家製ローストビーフ」(冷蔵・冷凍対応)
-
「スパイス入り生ソーセージ」
-
「精肉店が作る本格チャーシュー」
ポイント:
→ 真空パック+冷凍で全国発送にも対応できるようにするとECにも展開可能
→ ラベル表示義務に注意(名称・原材料・賞味期限など)
そうざい製造業許可がある場合
(※お弁当・お惣菜・揚げ物などの製造)
できること例:
- 加熱したお惣菜・弁当の販売(持ち帰り用)
目玉商品案:
-
「肉屋の手作りメンチカツ」「揚げたてコロッケ」
-
「焼肉弁当」「ハンバーグ弁当」などのテイクアウト弁当
-
「すぐ食べられる和牛しぐれ煮」や「肉巻きおにぎり」
ポイント:
→ ランチ時間に合わせた陳列強化(温蔵ショーケースがあると◎)
→ 来店動機をつくる「週替わり弁当」「曜日限定揚げ物」などの企画も有効
飲食店営業許可がある場合
(※その場で調理し、提供するイートインや店頭調理に対応)
できること例:
- その場で調理・販売(立ち食い・イートイン対応)
目玉商品案:
-
「焼きたて牛串」「その場で炙るハラミステーキ」
-
「立ち食い焼肉」風のテイスティングコーナー
-
「精肉店の1コイン焼肉ランチ」(数量限定)
ポイント:
→ 匂いや煙を武器に「視覚・嗅覚」で惹きつけるライブ感が魅力
→ 調理中の様子をSNSや動画で発信することで話題性UP
食品衛生許可を取得している場合
(※加工食品販売や小分けなどに幅広く対応)
できること例:
- 加工品(レトルト・冷凍総菜・ソース類)の製造・販売
目玉商品案:
-
「和牛入りミートソース」「ハンバーグの煮込みソース」
-
「精肉店のカレー」「牛すじ煮込み(冷凍)」
-
「焼肉のたれ」「秘伝の味噌だれ」などのオリジナル調味料
ポイント:
→ 自店の惣菜や弁当と合わせてセット販売しやすく、ギフト展開にも強い
→ ラベル表示や保存温度、加熱殺菌の規定をクリアする必要あり
生食用食肉取扱業開始届出済証を持っている場合
(※ユッケ・生レバーなどの販売が可能な非常に希少な許可)
できること例:
- ユッケ・タタキ・レバ刺しなどの生食販売(厳しい基準あり)
目玉商品案:
-
「黒毛和牛のユッケ丼(テイクアウト可)」
-
「生タンユッケ」「和牛のタタキセット」
-
「ユッケ専用タレ付きパック販売」
ポイント:
→ 食材の管理・表示に加え、調理者の衛生管理も厳格に求められる
→ この許可を保有していること自体が「差別化ポイント」になる
もう待ったなしです。今年を変革元年にしましょう。
集客を伸ばすには、「売れる商品」を作るだけでなく、「自店の許認可に応じた正しい商品展開」が必要です。
「今ある許可で、何ができるか?」を再確認する
「作れる商品」ではなく、「お客様が選びたくなる目玉商品」を企画する
「できること×今のお客様ニーズ」で、自店ならではの魅力ある商品設計を!
まずは、今の許認可の棚卸しと、目玉商品候補のリストアップから始めてみましょう。