ホーム > 吉田 圭良ブログ > 食肉業界 > 【精肉店の勝ち残り戦略】採用もマーケティング!売り方だけでなく売り物の変革が不可欠な時代に!|食肉業界専門経営コンサルタントのブログ(2025.03.06)

2025.03.06UP

【精肉店の勝ち残り戦略】採用もマーケティング!売り方だけでなく売り物の変革が不可欠な時代に!|食肉業界専門経営コンサルタントのブログ(2025.03.06)

吉田 圭良

吉田 圭良

コンサルティング事業部 食肉業界支援チーム
チームリーダー
シニアコンサルタント

Blog | Keisuke Yoshida

精肉店の未来は明るい!ただし時流への適応努力が必要!

 

近年、精肉店への関心は高まっており、検索数の増加や家計調査データからも、消費者の「肉」に対する需要は確実に伸びています。しかし、どれだけ市場が拡大しても、人材不足の問題を解決しなければ店舗の成長は難しくなります。

「優秀な人材がいないから採用できない」 と考えていませんか?

実は、採用市場の変化に対応し、魅力的な職場づくりを行えば、良い人材を確保し、定着させることが可能 です。本日は、精肉店の「人材採用戦略」 について解説します。

 


1. 「人が集まらない」原因を知ることが第一歩

 

精肉店の採用が難しくなっている理由は、いくつかの要因が考えられます。

職業イメージの問題

  • 「精肉店の仕事=重労働」「力仕事が大変そう」と思われがち。
  • 「接客もできて、お肉の知識もつく、やりがいのある仕事」 という本当の魅力が伝わっていない。

給与・待遇面の魅力不足

  • 給与が相場と比べて低いと、応募自体が集まらない。
  • 福利厚生や働きやすさの工夫が足りないと、定着率が下がる。

情報発信不足

  • 「募集を出しているのに応募が来ない」という場合、求職者が情報を見つけられていない可能性が高い。
  • 店舗の雰囲気や仕事のやりがいを、求人サイト・SNS・ホームページなどで積極的に発信 することが必要。

 


2. 求職者に選ばれる精肉店になるために

 

では、どうすれば応募を増やし、優秀な人材を採用できるのでしょうか?

仕事の魅力をしっかり伝える

  • 「ただ肉を売る仕事」ではなく、「食の楽しさを届ける仕事」 であることを伝える。
  • お客様との会話が楽しいこと、専門知識が身につくことを強調 し、やりがいを訴求する。

「働きやすい職場」をアピール

  • 「柔軟なシフト」「未経験でもOK」「手厚い研修あり」 など、求職者が不安に思うポイントを解消する。
  • 給与だけでなく、「働く環境」も大切にする会社であることを発信 する。

オンライン採用の活用

  • 求人サイトだけでなく、InstagramやTikTokで「職場の雰囲気」を発信 する。
  • 動画で「スタッフの1日」などを紹介 し、応募のハードルを下げる。

 


3. 求める人材を明確にし、適切な採用手法を選ぶ

 

採用活動を成功させるには、「どんな人材を求めるのか」 を明確にし、そのターゲットに合った方法でアプローチすることが重要です。

アルバイト・パートの採用(高校生・主婦・シニア向け)

  • 地元密着の求人サイト、店頭ポスター、SNSを活用
  • 「週2日〜OK」「短時間勤務可」など、働きやすさを強調 する。
  • 従業員紹介制度(リファラル採用) を導入し、スタッフからの紹介で採用を促進。

✅ 正社員の採用(経験者・未経験者向け)

  • ハローワーク、Indeed、転職サイトに掲載
  • 「未経験OK、研修あり」や「キャリアアップ可能」な点をアピール
  • 競合他社よりも魅力的な条件を提示し、差別化する。

職人・技術者の採用(精肉加工経験者向け)

  • 専門職向けの求人サイトを活用
  • 「高単価の仕事ができる」「スキルアップできる環境」などを打ち出す

 


4. 「時流に合ったビジネスモデル」がすべてを解決する!!

 

一般的・基本的な採用活動の考え方として、1~3をご紹介してみましたが、

とはいえこうした考え方だけでは立ちいかなくなっているのも事実。

 

リライズコンサルティングでは、「第4の手」として「時流に合ったビジネスモデルの立ち上げ・強化」を推奨し、すでに多くのご支援先様が実施しています。

 

「時流に合ったビジネスモデル」とは?なぜ採用活動に事業が関わるの?

  • BtoC-EC
  • BtoB-EC
  • 越境EC

例えばこうした事業を持ち強化しておくことは、「WEBマーケター職」として「英語やデザインスキルが活かせる」といった若者が自信を持っている能力を引き出すことができる、人気のポジションを社内に設置することになります。

 

『2029年問題』ともいわれているように、将来の若者の求職ニーズはこれからも大きく変化していきます。

この変化に対応するには、「採用方法」という売り方を見直すだけでは不十分と言わざるを得ません。

「働く場所、内容」という売り物そのものも変革していかなければ、応募を集めるのは難しくなるでしょう。

 


もう待ったなしです。今年を変革元年にしましょう。

 

精肉店の成長にとって、「人材」は最も重要な資産です。単に「求人を出して待つ」のではなく、積極的に魅力を発信し、「ここで働きたい」と思われる精肉店を作ることが採用成功のカギ です。

今日から採用戦略を見直し、優秀な人材を確保するための行動を始めましょう!

次回は「若手人材の教育やマニュアル化、POS導入などの効率化」についてお届けしますので、お楽しみに!

吉田 圭良

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