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2025.06.02UP

AIによる広告の影響

中山 崇

中山 崇

コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント

Blog | Takashi Nakayama

Google検索の新機能

今までWEB広告について色々書いてきましたが、今回はその中でもGoolge広告について取り上げます。

なぜかというと昨年からその潮目が変わる機能がGoogle検索で追加されたからです。

前回に引き続きさらに記号のような英単語が並びます笑

SGE(Search Generative Experience)

これがなにかというと生成AIによる検索結果の要約のことです。

機能は全く異なりますが、YahooニュースのコメントをAIが要約したものが出ているのと似た機能です。

 

 

Googleの葛藤

直近で名前がAI Overviewsに変更されていて、WEB広告運用やSEOに携わる人の約9割が概要を理解しているというくらい認知は広がっています。

これはユーザーにとってはわざわざ自分が求めている結果が出るまで検索結果の上から順に調べていく工程が大きく省かれます。

実際自分でも使ってみて、なかなか精度は高いと感じています。

ただ、この機能はGoogleが自分の首を絞めることにもなるのではないでしょうか。

 

そもそもGoogle検索広告というのはユーザーが欲しいと思ったものをテキスト広告やショッピング広告で表示させるというものです。

そこにAIが入ることによって、広告を押されなくなるのではという懸念です。

幸い、軸になるキーワードと通販とかギフトというキーワードの組み合わせではこのAIが発動されることは今のところほぼ見たことがありません。

一方で、お取り寄せ系以外のキーワードだとAIが最前面で表示されてしまうため、自然検索でのクリック数が減ってしまう可能性があります。

実際に前述した関係者へのアンケートでは約7割が影響を受けているということだったので、実際に私も運用先を見てみると全てではないものの、確かに減っているアカウントが増えていました。

 

 

AI+自然検索+検索広告の共存はあるのか

お取り寄せ系のキーワードでAIが発動されないのはGoogleの配慮なのか、広告収入減を懸念してなのか公開されていませんが、自然検索が減っているという点は逆にチャンスではないでしょうか。

今まで自然検索で獲得していたものがAIにクリックを奪われ、そのAIに自社のことがほぼ出ることがないとなると大きな痛手です。

 

例えばセッション数が前年比5~10%減であれば仮に年間のセッション数を30,000で購入率(CVR)1%とすると15~30件減なのでそこまで大きな影響は出ないですが、20~30%減となっているのであれば広告を拡大してでも件数を伸ばすべきです。

要は成長市場であるネット通販事業において、「自然検索+検索広告」で前年から落とすことはあってはいけません。

見出しにも書いた共存について、AIは今すぐに有効的な策を立てるのが難しいので、まずは自然検索と検索広告は上記の考えで共存しつつ、伸ばしてく集客経路です。

 

もし、2025年に入ってからの自然検索経由のセッション数が20%以上減っているのであればすぐに代理店に連絡をし、対策を立ててもらうべきです。

 

 

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リライズコンサルティング株式会社

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