2025.05.20UP
食品×ロケーションのリアル体験
リアル体験の強み
昨日は食品のリアル体験や写真ではEC上の方がおいしそうに見えるという話をしました。
もちろん、これに当てはまらないものもあります。
それは食べるまでの工程や五感をフルで体感できる点です。
工程というのはお店に行くまでの道中の風景や、お店に入ってからの店内の雰囲気や外に見える景色など着席し、実際に食べるまでのことです。
五感とはご存知のように味覚は当然のこと、視覚、聴覚、触覚、嗅覚を指します。
食するまでの差別化
ここでお伝えしたいのはどんな場所で食べるかも大事だという点です。
アイコンにした風景は宮古島に着いて一番最初に訪れたジェラート屋のテラス席から見た風景。
というより、このお店はテラス席しかないという時点でもう特別感があります。
しかもお店に入るまでもジャングルのようなトンネルを抜けて入るという演出がワクワク感を持たせてくれます。
こういった点はECでは持たすことが出来ないため、届くまでにお店のことをもっと知ってもらうための店舗紹介をメルマガで配信は出来ますし、実際やっているお店もあります。
※難点はここ数年は配送も速くなってきて、最短翌日も普通になっているため、その演出も難しいという問題がありますね。
五感に訴える訴求
リアルでは出来る五感の演出について、味覚、視覚は簡単に体感できるものの、ECでは聴覚、触覚、嗅覚の3つが難しいですよね。
対応できる方法としては以下が一例として挙げられます。
・聴覚:サイトに音源を入れる、食べた時に音が出るような商品設計にする(ASMRなどがわかりやすい例ですね)
・触覚:ふわふわ感を感じ取れる商品写真や動画を入れる
・嗅覚:ECサイト上では不可能ですが、例えば関連する匂いをしみ込ませたものを同梱する
などでしょうか。
匂いについては取り寄せから出ないと難しいため、食欲をそそるこの部分をECサイト(ネット通販サイト)上では再現出来ないことが売りにくくしている大きな要素ですね。
ですが、ネットだけでなく実店舗があれば、店舗で食べなかった商品が隣の席に提供されて、ネットへの誘導してからの転換率も高まりますね。
視覚の面でいうとこのお店はECサイト(ネット通販サイト)も持っておりましたが、冒頭で紹介したような店舗の風景は載っていないため、それをバナーで散りばめるだけで印象はガラッと変わります。
実店舗が補える点と、ECサイト(ネット通販サイト)が強みとしている点はそれぞれありますので、それを活かした店舗作り、ページ作りが必要とされています!
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リライズコンサルティング株式会社
コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント
中山 崇 Takashi Nakayama
E-mail: t.nakayama@rerise-consulting.com
オフィシャルHP:https://rerise-consulting.com
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