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2025.06.11UP

〇〇賞受賞に意味はあるのか

中山 崇

中山 崇

コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント

Blog | Takashi Nakayama

〇〇賞受賞に意味はあるのか

今年に入って楽天で売上を多く取っていた会社の倒産のニュースをよく目にするようになりました。
しかもニュースになるということはその業界では知名度もある会社ということです。
実際、過去に楽天ショップオブザイヤーを受賞しているお店がほとんどです。
それぞれ、受賞歴を大々的にサイトに掲げてさらに売上を加速させてという流れで、実際売れているという実績をロゴ一つで表現し、販促に使えるというのが受賞歴を訴求として出す強みです。
ですが、ここで注意しないといけないのはなぜそれでも潰れてしまうのかという点です。
売れてくるとさらに翌年はもっと売らないといけないという考えで設備投資をしますし、仕入れて販売している会社であれば在庫も多く積む
受賞した直後は反響あるでしょうが、徐々にその効果は薄れる
設備投資した分を回収しようと販促投資も増やす
仮に翌年ショップオブザイヤーが違う店舗で受賞されると大きな影響を受ける
主にこういうことですね。
それほど〇〇受賞というのは影響を受けるものというのはご理解いただけたかと思います。
ただ、これは楽天の話をしたため、影響力は大きいですが、今日の本題はそうではない巷にある〇〇受賞というのはどうなのかという話ですね。
結論から申し上げますと影響は大きくないけど、お店としての信用度は間違いなく上がるということです。
例えば全く同じスペックの商品で価格も同じで、味は食べていないからわからない状態でA店は2024年ジャパンフードセレクション金賞受賞、B店は何の受賞歴もなしであれば皆さんはどちらで買いますか?
私であればまずこの賞がどんなものかを調べた上で、信頼に値するものであればA店を選びます。
正確に言うと受賞歴があるからというより、B店は信頼に値するものがなく、失敗したくないからA店を選ぶとも言えます。
やはり皆は食べたことがないものを購入するときに失敗したくないのです。
レビューの星の評価を見たり、レビューの内容を見るのも同じです。
となると選択肢は限られますね。
写真に挙げた椎茸を扱う会社に今日は訪問してきたのですが、ここも昨年ジャパンフードセレクション金賞受賞したため、お店でもしっかり訴求に使われていましたし、ネット通販サイトにも掲載されています。※写真上段左側に受賞の縦と認定証で、その右側に受賞した商品を陳列(受賞した商品は賞のバッチもステッカー形式で貼り付け)
その影響があるかは判別する方法はないですが、椎茸業界で倒産が増えている中、そこで取引があった会社から乗り換え案件が増えているのです。
同じような商売をしている会社が全国に100社ほどあるため、その中から選んでもらえているという転換率1%を最低でも取れている状態です。
しかも1回だけでなく、立て続けに乗り換え案件もあるため、実際はもっと高い転換率ですね。
皆さんの業界でもどんな賞が狙えるのかは洗い出しをしてみましょう!
明日は私も食品業界で使えるもの一覧として共有したいと思います。

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リライズコンサルティング株式会社

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