「テリーヌ ドゥ ショコラ」をより多くの人に届ける
ため味やパッケージにこだわりネット通販を開始
ルフォア株式会社の代表取締役社長・川田氏が「ル コキヤージュ」をオープンさせたのは2006年。
奥まった立地もあって開店当初は客足が伸びなかったが、川田氏自ら、地道に近隣の人気店を食べ歩いた。
その結果、「専門性がないとこの地でのカフェ経営は厳しい」と判断し、ビストロに転換。新しく迎え入れたシェフの助けや神楽坂ブームの追い風もあり、1年後には安定して客が入るようになった。
人気店へと成長する一方、収益性は低く、川田氏は他にビジネス基盤をつくる必要性を感じていた。
「もっと店を認められる存在にしたい」という想いもあり、2013年から2014年にかけて足しげく経営セミナーに足を運んだ。
その中で、レストランで提供していたデザートを商品化して成功した話を聞いた川田氏は、以前「ル コキヤージュ」で提供していたチョコレートのデザートを思い出した。なめらかな舌ざわりと濃厚な味わいで、手土産として買い求める人も少なくなかった。
考案したシェフの退職により2009年にはメニューから姿を消したが、教わった作り方は覚えていた。
「付加価値を高めればヒット商品になるのでは」と考えた川田氏は、材料や製法を見直し、競合を意識して細部まで作り込んだ。
パッケージにもこだわり、1個580円の化粧箱を100個用意。2015年からECサイトでも買えるようにし、楽天のスイーツコンテストでは入賞を果たした。
売れると確信していたが、全く売れなかった。この挫折をきっかけに、川田氏は2016年後半から再びセミナーに通い始めた。
神楽坂仲道から1本入った袋小路にある「ル コキヤージュ」。デザートの「テリーヌ ドゥ ショコラ」を目当てに来店する人も多い。
スペシャリテのパイ包み焼きをはじめ、パテドカンパーニュや鴨のコンフィなど、多彩なフレンチ料理をリーズナブルに食べられる。
ヴァローナ社のクーベルチョコレート3種を独自配合して仕上げた「テリーヌ ドゥ ショコラ」は、2019年にモンドセレクション最高金賞を受賞。












