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2024.12.04UP

成功事例

株式会社セレクトフーズ(牛豚部分肉の加工・販売・精肉小売業・惣菜業・飲食業)

Before
Action
After

食肉のスペシャリストとして
街のお肉屋さんから
100年企業を目指す。

Company

株式会社セレクトフーズ
(牛豚部分肉の加工・販売・精肉小売業・惣菜業・飲食業)

会社DATA

株式会社セレクトフーズ
本社所在地/大阪府大阪市住之江区
事業内容 / 牛豚部分肉の加工・販売・精肉小売業・惣菜業・飲食業
ネットショップ / https://hirookameat.com/

1964年、大阪市阿倍野区昭和町の街のお肉屋さん「広岡精肉店」としてスタート。10坪ほどの小さな店舗から商売の礎を築き、高度経済成長期の波に乗って事業を拡大。1985年、食肉加工と卸売業を行う「株式会社セレクトフーズ」を設立。大手スーパー1社の専門卸から、大阪を中心とした複数のスーパー・飲食店へと販路を拡大した。原点とも言える「広岡精肉店」は、セレクトフーズの小売部門として健在。今も昭和町の「街のお肉屋さん」として地域の人々に愛され続ける。
  • 食品系のトップが集まる屋形船イベントで
    リライズコンサルティング
    代表取締役社長・中山と出会う。
    この時は、”EC販売は時期尚早”と
    考えていた。

  • 偶然、ネットで見かけた
    リライズコンサルティングの
    セミナーに参加。
    コンサルタント・吉田圭良と
    出会う。その商売勘、知見に惚れ込み
    コンサルティング契約を締結。

  • コンサルティング支援により、
    会社全体の経営数値の見直しや
    社員教育の改善など、
    様々な変化が生じる。

時代の荒波を越えて事業を拡大。
家族のソウルフード・コロッケで惣菜業に進出

セレクトフーズの原点である広岡精肉店は、いわゆる‟街の小さなお肉屋さん”。
大阪市阿倍野区昭和町の10坪程度の店舗からその歩みは始まった。高度経済成長期の波に乗り、スーパーマーケットの台頭で卸売りや加工の依頼が急増。1985年、株式会社セレクトフーズが誕生する。
当初は特定のスーパーマーケットをフォローするビジネスモデルを展開していたが、時代の流れと共に、求められるサービスも取り引き先の顔ぶれも変化していく。
そんな中、廣岡社長が会社の原点として挙げたのが「コロッケ」だった。
「幼少期は朝5時半ごろ起こされて、登校するまで、じゃがいもを蒸してクラッシュしてミンチであえる毎日でした。母は90歳を越えた今も、店舗でコロッケを揚げています。」幼い頃から親しみ続けた家族の想いを何かの形に残したいと考え、コロッケを主力商品とした惣菜業に進出。
会社の拡張と共に、様々なコンサルティング会社との付き合いも始まる。しかし、「理屈をこねるだけで、肝心の商売をわかっていないのでは……」と、コンサルタントに対して良い印象を持っていなかった。
「アンチコンサルタント派」を自認する廣岡社長だったが、食品会社系のトップが集まるイベントで、リライズコンサルティングの創業者で代表取締役社長・中山裕介と出会う。経営者同士の雑談でEC販売についてのあれこれが話題に上り興味を持つが、その時は「ネットビジネスへの参入は時期尚早」と考えていた。

  • 下は20代から上は60代まで幅広い年代のスタッフが
    切磋琢磨している。

  • 長年培ってきた捌き技術を脈々と継承。新たな技術も
    取り入れて日々進化を続ける。

  • 担当者が何度も足を運んで契約農家から買い付けた食肉。安心・安全・高品質に自信。

「商売勘のあるコンサルタント」との出会い。
目玉商品はコロッケではない!?

後日、偶然ネットでリライズコンサルティングのセミナー告知を見かけた廣岡社長は、「一度、話を聞いてみよう」と思い立つ。そのセミナーで登壇していたのが、現セレクトフーズ社担当のコンサルタント・吉田圭良だ。当時はコロナ禍に突入したばかりで、実店舗での集客が厳しくなった時期。活路として、EC販売への注目が集まっていた。
「僕はコロナで世の中に大きな変化が起こっていると思っていた。けれど吉田さんは、“変化じゃなく進化。いずれ起こることが、コロナによって加速しているだけ”と言い切った。あの時の言葉は今でも胸に残っている。本当にその通りだった。」
廣岡社長は「このコンサルタントは理屈だけでなく、大事な商売勘を持っている」と直感。「吉田さんに担当してもらえるなら」を条件に、リライズコンサルティングと契約を結ぶ運びとなった。
コンサルティングはEC販売への参入からスタート。「主力商品は廣岡精肉店の魂ともいえるコロッケ」と考えていた廣岡社長だが、吉田の答えは「そんなことはやめましょう」とバッサリ。「“コロッケは通販分野で顕在マーケットが小さい。ハンバーグとかもっとマーケットが大きい商品から始めてお客さんがついたら、コロッケに誘導する“という戦略を提案されました。」
2021年、「揚げ物セット」を作ってECサイトをオープン。Yahoo!、楽天など大手ECモールにも進出を果たす。
SNS広告による集客拡大、新しい製造拠点設立による製造ライン確保などを経て、2023年にリリースした「肉BOX」が大ヒット。「5人に1人がリピーターになれば成功」とされる通販で、3人に1人がリピーターに。
「サブスクじゃなくても毎月買いたくなる」という熱心なファンが続出した。

  • さらなる成長に向けての一手を語り合うセレクトフーズ・廣岡社長とコンサルタントの吉田。

  • EC販売だけでなく経営課題の分析や営業上の問題全般の支援をリクエスト。

  • リライズコンサルティング・コーディネーターとの打ち合わせ。

ECショップの開店から全社的な改革まで。
共に歩む100年企業への道。

「最初はECサイトを作ったり、そこでの売り方だったり、EC販売にまつわるコンサルティングだけでしたが、吉田さんと接していくうちに、僕の右腕になってほしくなった。口下手で、僕が言いたいことの半分も伝えられなくても、吉田さんは100%理解してくれる。その阿吽の呼吸というのが、これまで付き合いのあったコンサルタントとは雲泥の差。ECだけじゃなくもっと経営の部分まで入ってきてほしいと依頼しました。」
その後は、廣岡社長と吉田の間で全社的な経営データを共有。
経営会議や営業会議にも同席し、商品の正確な原価設定や売上・利益の目標達成のための道筋の提示など、現場の整備から人材育成まで全社の改革に携わる。
「うちが目指しているのは100年企業。100年続けるためには、マラソンで一人が1着になるのではなく、駅伝のように皆で次へとたすきを繋いでいかなくてはならない。リライズコンサルティングさんに期待するのは、そのたすきを繋ぐためのサポート。会社の発展もEC販売もまだまだ道半ばですし、これからも吉田さんには僕の右腕として一緒に歩んでもらいたいですね」と廣岡社長は未来への展望を語る。

  • 29日(肉の日)限定の肉BOX。お惣菜、牛・豚精肉商品をランダムに詰め合わせた
    人気のセットでリピーターも多い。

  • 廣岡精肉店の大人気商品、コロッケを中心としたボリューム満点の揚げ物セットは
    ファミリー層に人気。

支援先経営者の声

  • 「僕が社長に就任したのは12年前。その前は1歳年上の兄が社長で、常々、周りからは‟会社のナンバー2として会社を支えていけ”と言われていました。ところが、兄の急逝によって、急遽社長に就任することになりました。兄が掲げたセレクトフーズの経営理念は”家族と共に全員が健康で幸せであること”。その想いを受け継ぎながら、どうやって従業員を守り育てていけばよいのか。専務として現場での営業や仕入れに徹していた自分にとって、社長の役割や視点は全く別モノで、なかなか物事が思うように進まないジレンマを抱えていました」と廣岡社長。「売上や原価の目標を設定しても、社員にしてみると、”どう達成すればいいのかわからない”と迷う部分があったんでしょうね。そのあたりをコンサルタントの吉田さんにひも解いてもらうことによって、社員の意識や行動が目に見えて変化してきました。僕自身、吉田さんの商売センスに共感する部分は多い。良いパートナーに巡り合えたと思っています。」

    株式会社セレクトフーズ
    代表取締役社長 廣岡優治氏

セレクトフーズ様の最大の魅力は‟人”。社員はもちろん、お客様や取り引き先の方々、関わる人全てに真摯に向き合いながら、誠実なビジネスを徹底されています。日曜日は社長自ら自社の店舗に出向いて、消費者になり切って商品を購入。それを社員のlineグループで、‟今日の肉は良かった”‟この揚げ物はイマイチ”など、率直な感想を投稿することをルーティンにされています。なかなか、ここまでお客様目線を行動に移す経営者はいない。この魅力が存分に伝わるように、会社ブランド、店舗ブランド、商品ブランド構築のお手伝いをしていきたいと考えています。

コンサルティング事業部 食肉業界支援チーム
シニアコンサルタント 吉田 圭良

支援先の声

tel:0800-100-0515

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