時代の荒波を越えて事業を拡大。
家族のソウルフード・コロッケで惣菜業に進出
セレクトフーズの原点である広岡精肉店は、いわゆる‟街の小さなお肉屋さん”。
大阪市阿倍野区昭和町の10坪程度の店舗からその歩みは始まった。高度経済成長期の波に乗り、スーパーマーケットの台頭で卸売りや加工の依頼が急増。1985年、株式会社セレクトフーズが誕生する。
当初は特定のスーパーマーケットをフォローするビジネスモデルを展開していたが、時代の流れと共に、求められるサービスも取り引き先の顔ぶれも変化していく。
そんな中、廣岡社長が会社の原点として挙げたのが「コロッケ」だった。
「幼少期は朝5時半ごろ起こされて、登校するまで、じゃがいもを蒸してクラッシュしてミンチであえる毎日でした。母は90歳を越えた今も、店舗でコロッケを揚げています。」幼い頃から親しみ続けた家族の想いを何かの形に残したいと考え、コロッケを主力商品とした惣菜業に進出。
会社の拡張と共に、様々なコンサルティング会社との付き合いも始まる。しかし、「理屈をこねるだけで、肝心の商売をわかっていないのでは……」と、コンサルタントに対して良い印象を持っていなかった。
「アンチコンサルタント派」を自認する廣岡社長だったが、食品会社系のトップが集まるイベントで、リライズコンサルティングの創業者で代表取締役社長・中山裕介と出会う。経営者同士の雑談でEC販売についてのあれこれが話題に上り興味を持つが、その時は「ネットビジネスへの参入は時期尚早」と考えていた。
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下は20代から上は60代まで幅広い年代のスタッフが
切磋琢磨している。 -
長年培ってきた捌き技術を脈々と継承。新たな技術も
取り入れて日々進化を続ける。 -
担当者が何度も足を運んで契約農家から買い付けた食肉。安心・安全・高品質に自信。