ホーム > 中口 聡明ブログ > 閑散期の4つの過ごし方

2025.06.19UP

閑散期の4つの過ごし方

中口 聡明

中口 聡明

コンサルティンググループ EC支援チーム
経営コンサルタント

Blog | Toshiaki Nakaguchi

閑散期の4つの過ごし方

こんにちは、中口聡明です。

 

最近は筋トレの情報収集を厚めにやっています。

プロテインはもちろん購入済みですが、

ネスクトステップとしてクレアチンというものを購入しました。

 

クレアチンは、筋トレの強度アップ、筋力量アップ、疲労回復、疲労軽減の効果があり、次の筋トレがワクワクしているところです。

 

さて、本題へ。

 

昨日は弊社が主催している月に一度の通販実践会でした。

多くの方にご参加をいただきありがとうございます。

 

その中で情報交換会を設けていますが、閑散期の対策について質問がありました。

 

基本ですが、閑散期は売れないから閑散期なのであって原則として無理に販促を打つ必要はありません。

ただ、そうと言っていられないということもあるかと思うので、情報交換会の中でパターン別にやるべきことを整理しました。

 

このことを

「閑散期売上が事業全体へ与えるインパクト」と「閑散期の売上難易度」を整理しました。

 

つまり「どの程度がんばるべきか/どのような戦略を取るべきか」ということです。

 

まとめの表は下記です。

 

4つのセグメントに分かれていますが、

それぞれを説明していきます。

 

①売上インパクト大×売上難易度低

 実は全力で売上獲得を狙う時期。

 これは閑散期とは呼ばないのではないかという問いがきそうですが、

 案外これが起きがちです。

 例えば、鮭を例にとると、

 鮭をGoogleトレンドで見る繁忙期は秋です。

 夏にはボリュームが下がる傾向があり、

 ここを閑散期と置く場合もあるでしょう。

 しかし、鮭を扱う事業者で調べたところ、

 定期商品でないにも関わらず、

 実績から割り出した季節指数はほぼありませんでひた。

 つまり、Googleトレンドのデータの傾向は市場としてあるものの、自社の事業、規模感であればほぼ影響を与えない程度なので、攻めるべきという話ですね。

 特に自家用商品でこの傾向が見られますので、

 自家用商品を扱っている事業者は要チェックですを

 

②売上インパクト大×売上難易度高

 最低限の守りゾーン

 売ることより顧客維持が主体。

 このセグメントの特性は、売ることが難しいことにあります。

 この時期に事業インパクトが大きいからと言って無理に販促をかけるとより、年間の収支を悪化させる結果となりますので、無茶な新規集客は避けたいところです。

 つまり、既存客との関係維持を主体に対策をするべきです。

 季節に合わせた商品を作る、クリエイティブを季節に合わせるなど。

 基本的に既存客への売り方を考える時期にしましょう。

 

③売上インパクト小×売上難易度低

 仕込み・実験ゾーン

 売上のプレッシャーが少ない時期に種蒔き。

 事業は対するインパクトが小さいので売上アップの難易度は高くないので次の仕掛けのテストです。

 例えば、イベント期における専用商品などのテストマーケティングなどです。

 他の期間で十分売上を確保することができて、

 季節指数も大きくない、もしくは次の仕掛けが閑散期にもやる価値のあることであればどんどんトライしていきましょう

 

④売上インパクト小×売上難易度高

 割り切り休止ゾーン

 積極的に休んで次の準備をする。

 今のところ、他で売上は十分あるし、

 閑散期の売上アップも困難であればいっそ休んでしまいましょう。

 休むというのは、本当に休むのではなく、

 次の期間に向けて体制構築や、商品企画をするという意味です。

 

最後に意識してほしいこと。

時流をしっかり把握するということです。

5年前までに④の対策で十分という場合でも現在それが当てはまるとは言えません。

 

例えば、

5年前に比べると「夏の期間が伸びている」、

「ギフト一本足打法は通じなくなってきている」わけです。

 

時流を踏まえて、自社がどこにセグメントされるのかを把握して閑散期を適切に過ごしましょう。

中口 聡明

中口 聡明

コンサルティンググループ EC支援チーム
経営コンサルタント

Blog | Toshiaki Nakaguchi

RERISE CONSULTING Facebook

tel:0800-100-0515

RERISE CONSULTING Facebook

上へ