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2024.11.05UP

飲食店×ネットショップコラム(3)

中口 聡明

中口 聡明

Blog | Toshiaki Nakaguchi

飲食店×ネットショップコラム(3)

こんにちは、中口聡明です。

 

飲食店×ネットショップコラムの第三回目の掲載です。

前回、実店舗ビジネスとネットショップビジネスの3つの違いとして「ライフサイクル」について触れていきました。

 

  • 商圏の違い
  • ライフサイクルの違い(前回のコラム)
  • 投資回収の違い

 

今回は「投資回収の違い」を理解していきましょう。

どんなビジネスであっても、大小あれど、必ず存在するのが、「投資」と「回収」です。

ただ、「何に」投資を行い、どうやって「回収」していくかはその事業によって違います。

 

飲食店と関わりの深いビジネスをみていきましょう。

実店舗ビジネスは、投資が「店舗(大まかにいうと)」で回収は「店舗に訪れた人(新規、既存問わず)」からすすめていきます。

お店自体が広告の役割を持ち、最大の持ち出しは初期投資となることが多いです。ランニングコストは発生しつつも、初期投資での持ち出しをオープン後に徐々に回収していくビジネスモデルです。

 

一方で、ネットショップはどうでしょう。

ネットショップでは、初期投資は実店舗ほどかかることはほとんどありません。ネットショップを立ち上げるのに、一からシステムを組むことも今はほとんどなく、基本的にはASPカート(BASEfutureshopなどのカートシステム)を活用しますので、初期投資は0円~300万円程度が相場です。

 

ですので、初期投資が大きくかからないビジネスとして参入される方も多いです。

 

しかし、ネット上にお店を作るという話ですから、実店舗と違いお店そのものが広告となることはありません。「宇宙空間にポツん」とお店があるようなものです。

世の中には無数のネットショップがありますが、そのほとんどが特性を理解しようとせずに、お店だけはあるが誰も来店しない状態でしょう。

 

ネットショップに人を呼び込むために事業者は「前のめり」になって手段を講じなければいけません。つまり、ここが投資のポイントとなるわけです。

事業として本格的に進めていくのであれば、重要なポイントは2つです。

1つ目は「即効性がある施策」であること。

2つ目は「自社でコントロール」ができること。

 

効果がでるまで時間がかかり、かつ自社でコントロールができない施策であれば、それを事業の中心に置くことはできませんので2つ条件を満たすために、「プッシュ型広告」の活用は避けられないでしょう。

 

プッシュ型の広告とは「WEB広告」「新聞広告」「折込チラシ」など、事業者から消費者へプッシュしていく広告ですね。

まとめるとネットショップは何に投資を行うかですが「新規客の獲得広告」に投資を行うべきで、投資をして獲得した既存顧客はデジタルで名簿化されますから、メールマガジンなどで「リピート注文」で回収をしていくという構図です。

 

少し長くなりましたが、非常に重要な部分となりますので、ぜひ理解をしてからネットショップ強化をすすめていきましょう。

中口 聡明

中口 聡明

コンサルティング事業部 WEBマーケティングチーム
経営コンサルタント

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