2025.07.04UP
広告媒体の多角化(メルカリ広告)
広告媒体の拡大
少し前の話になるのですが、久々にメルカリアプリを開けたら残高が14,349円が31,884円に122%増していました。
これは過去に取引して得た金額をビットコイン投資していたことをすっかり忘れていて、まさかこんなに増えているとはという感覚。
そんな脱線した話はさておいて、本題は久々に開いたアプリ画面で広告が出ているのに気づきました。
「メルカリAds」というんですね。
新しいWEBマーケ情報は積極的に入るようにしていますが、すでに2月にローンチされており、全然気づきませんでした。
なぜCtoCサービスがこういったことを始めるのかというと、自社内で得た顧客データをもとに的確なターゲティングが出来、取引以外の手数料で売上の柱を作っていくということでしょう。
今までは超が付くほどの大手である媒体(Google、Yahoo、Meta)の広告が主流でしたが、サービスの観点でターゲット属性情報を自社持っている媒体も独自に広告事業を始める会社が増えています。
広告において、狙うはマス層ではなく、ズバリの客層へ届けることが重要なため、属性情報に紐づくターゲティングが命となります。
メルカリ広告とは
広告の種類としてはクリック課金型広告で、メルカリ内の検索結果画面の検索窓に入力したキーワード合わせた広告を掲載される仕組みです。
配信方法は外部サイトへ誘導するオフサイト広告と「メルカリ」内へ誘導するオンサイト広告、大きく2種類の配信方法があります。
1.オフサイト広告
出品情報と同様のクリエイティブで広告配信ができ るというもので、これはメルカリ出品と同じような見え方で誘導したいサイトへ遷移させる広告です。
2.オンサイト広告
検索結果画面において「メルカリShops」の商品を表示されやすくするもの。
※メルカリShopsとは、フリマアプリであるメルカリとは別で、個人事業主や法人がネットショップを開設できるサービスのこと。
通常のメルカリとは異なり、ショップ機能に特化したサービスで、在庫管理や複数人での運営など、ビジネス向けの機能が付いています。
メルカリ広告の有効性
では、広告としての実際の有効性はどうかというと外から見ている限り?が付きます。
検索したキーワードに対して、出来ている広告を見ている限り、キーワードの関連性が弱いのか、そもそも出稿している企業が少ないのか、マッチ度には疑問があります。
※写真のように関連度がないものが上がってきています
ただ、メルカリAdsの特長は、メルカリアプリを開いて検索するだけでなく、出品もするため他のECサイトと比べて利用時間が長い傾向があります。
これは他の広告媒体とも大きな差別化ポイントではないでしょうか。
双方向の使い方をする媒体も珍しいため、今後の広告の動きも定期的に追っていき、新しい機能や出稿面で変化があれば共有しますね。
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リライズコンサルティング株式会社
コンサルティンググループ WEB広告運用チーム
チーフコンサルタント
中山 崇 Takashi Nakayama
E-mail: t.nakayama@rerise-consulting.com
オフィシャルHP:https://rerise-consulting.com
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