2025.02.27UP
【食肉業界経営者向け】業界動向速報まとめ(2025/02/27)
皆様おはようございます。
本日(2025年2月27日)も、精肉店経営や食肉卸経営など、食肉業界の経営戦略に役立つ最新動向・ニュースを引用にてお届けします。
目次
1. 高齢者・介護向け食品展示会「メディケアフーズ展」開催
2025年2月26日、東京都内で高齢者・介護向け食品専門の展示会「メディケアフーズ展」が始まりました。全国から約70の食品メーカーや配食サービス業者が参加し、介護・医療従事者や流通関係者に向けて商品やサービスを紹介しています。特に、食肉加工メーカーのニッシン・グルメビーフ(大阪市)は、骨の合成促進や免疫機能向上に役立つ栄養素を摂取できるよう加工した国産牛・豚肉商品を紹介しました。この商品は、細かい針を刺して筋を切ることで柔らかい食感を実現し、高齢者の健康維持に貢献することを目指しています。
2. Meフードシステムに営業禁止命令
大分県の食肉業者、Meフードシステムの社長が逮捕されたことを受け、同社に対して営業禁止命令が下されました。同社は過去2年連続で食中毒事件を起こしており、特にレバ刺しの提供に関して問題視されていました。
3. 3月1日の「豚の日」に合わせたキャンペーン
総合食肉業の株式会社大商金山牧場(山形県)は、3月1日の「豚の日」に合わせたキャンペーンを2025年2月27日より開始します。今年で3回目となるこのキャンペーンでは、数量限定商品『米の娘ぶた春色ロースギフト』を自社オンラインショップで販売します。このセットには、春をイメージしたロースのしゃぶしゃぶ用や、山形県産の原料にこだわった味噌漬けが含まれており、先着5名には特別なプレゼントも用意されています。
4. 食肉通信社、最新の食肉産業ニュースを配信
食肉通信社は、食肉産業に関する最新ニュースを迅速かつ正確に配信しています。最新の記事では、第32回「仙台牛の集い」が開催され、多数の関係者が参加し、銘柄拡大の機運が高まったことが報じられています。また、日本ハムがシャウエッセンのフレーバーシリーズをリニューアルし、「パワ辛」と「おいちぃず」の2品を発売したことも紹介されています。
5. 農畜産業振興機構、食肉の需給予測を発表
独立行政法人農畜産業振興機構(alic)は、2025年2月26日に食肉の需給予測を発表しました。この予測では、国内外の食肉生産量や消費動向、輸出入の見通しなどが詳細に分析されています。特に、国内の食肉消費量は安定して推移しており、輸入量の変動や国際的な市場動向が今後の焦点となっています。
具体的には、牛肉生産量やと畜頭数の推移、雌牛と畜割合(FSR)の変化などが報告されています。また、米国や中国、オーストラリアなど主要輸出国の生産・輸出動向も取り上げられ、世界的な需給バランスの変化が日本市場に与える影響についても言及されています。
さらに、国内の生産者向けには、飼料価格の高騰や環境負荷低減への対応策、輸出促進のための施策などが提案されています。これらの情報は、精肉店や食肉卸業者が今後の経営戦略を立てる上で重要な指針となるでしょう。
以上が本日の主な食肉業界関連ニュースです。
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