2024.04.16UP
「ロックンローラーになれますよ!」のように、動機づけとして成り立たない系の罠について
こんにちは。
本日は新小平から品川に行くため、かなり大回りに移動している大久保です。
昨日の社内のコンサルティング会議で、
「ロックンローラーになれますよ!」という訴求で、
何かの商品を買う人は、かなり少ないんじゃないか?という面白い議題がありました。
ロックンローラーって、なりたくてなっているんじゃなくて、
気がついたらロックンローラーになっているんですよね。
でも、売り手は気が付かず、
そんな訴求を動機づけ情報のつもりで使ってしまっていることは多いと思います。
動機づけって何?
という方は以下のブログをチェックしてみてください。
■「ロックンローラーになれますよ!」型のズレ訴求
・・・なりたくてなるものではないものに、なれるという訴求
実は上記の型は結構珍しいのですが、
他にもズレ訴求があるので、注意が必要です。
■「ターゲットの顕在化している対象が違う」型のズレ訴求
〇(ワインが好きな人に対して)ワインに詳しくなれますよ!
→修正例:ワインの時間がもっと楽しくなりますよ!
or 詳しくなりたい人にターゲティングしようとするアプローチ
※その場合は、ワインに詳しくなる方法の中でのメリットを訴求すべき
〇(バレンタインギフトを検討している人に対して)大福を贈りませんか?
→修正例:大福は好きな人が多いけど、他の人と被りませんよ!
or すでにバレンタインギフトに大福を検討している人にターゲティング
※その場合は、大福の中で大福の良さを訴求すべき
このあたりはポジショニング戦略に近くて、
「白いタクシー化力」が身につくと、精度が上がると思います。
動機づけは非常に重要なので、
客層、ページ、広告ごとに適切な動機づけができているか、
訴求軸をチェックしていきましょう!