2024.02.15UP
上流~下流とPDCAの順番の関係を図解してみた(くの字フロー)
こんにちは。
今週はとくに上流工程から下流工程までみっちり濃密だった大久保です。
今回は、上流~下流とPDCAの順番の関係について。
図解にある「戦略」は、正確には「事業戦略」です。
全社戦略は、事業ポートフォリオの話になります。
よく、戦略が大事、戦略が先、と言いますが、
PDCAのCAは、戦闘から先に行うことが多いです。
※例外もあります。
というのも、「戦闘レベルの細かい変数のブレ」が積み重なると、
戦略のチェックをしていられないからです。
もちろん、事業の業績を「チェックする順番」は大→小で見ていきます。
売上をいろんな軸で分解していきます。
ただ、PDCAで精度を上げるのは、戦闘レベルのことからです。
「〇〇という戦術」
についてPDCAしたいとき、
「広告の写真の背景が黒かったからだめだったけど、白にしたら良かった」
みたいな話だと、ブレてしまいます。
ただ、黒か白か、という話にたくさんの時間を割きたくないですよね。
そういった場合どうするか、
すでにうまくいっている競合の表現に合わせてしまうのが無難ですが、
そうでない場合、
黒と白両方を配信しておけば良いのです。
その戦術の実力は、各実績を集計してしまえばわかります。
戦術A(表現Aがマッチしなかった)
戦術B(表現Bがマッチしていた)
上記で、戦術Aは良くないよね、
となればもったいないです。
表現ABを分けておくと、
以下のようなことに気がつけます。
戦術A(足し合わせると良かった)
└表現Aはマッチしなかった
└表現Bはマッチしていた
戦術B(足し合わせると悪かった)
└表現Aはマッチしていなかった
└表現Bがマッチしていた
せめて、両方表現をあわせるべきですが、
上記がおすすめです。
とにかく、上流のPDCAの精度を上げるには、
下流工程のPDCAの精度を上げておくことは、
セットになっている必要があり、
上流ほどPDCAのサイクルはゆっくり回るべきです。
どの工程をする人も知っておくべきことです。
このあたりの連携、関係者が増えるほど難しくなります。
他にも、この「くの字フロー(今名付けました。)」は
ITの開発でも、他の事業のPDCAでも、
似た形を持っています。
上流~下流で連携が必要な場合、
この図を思い出していきましょう!