2024.02.14UP
全ては性質、方向、エネルギー
こんにちは。
大阪→北海道→福岡→京都、と南北の移動が多めの大久保です。
今回は、成果を分解する方法の1つについて。
皆さんは、50mのプールを泳ぎ切ることはできますか?
もし、「50mのプールを端から端まで泳げ」と言われれば、どのように考えますか?
すでに泳ぐことが可能であれば、考える必要がないかも知れません。
※それも実はある程度「オーダーをする人と行為主体の間に共通認識がある」上での話です。
本来は、以下の確認が必要ということですね。
目的地までにある環境の性質はどうなっているか?
目的地に対して、最適なルートが描けているか?
目的地に行くまでに、必要なエネルギー(量)はあるか?
極端な話、プールが油で満たされていると、
50m泳げなくなるかもしれません。
このとき、「プールで泳ぐ」ということに対して、共通認識がある場合が多く、
会話の中で、わざわざ媒質の確認は行いません。
ただ、これまでに達成したことがない、
もしくは、チャレンジもしたことがない場合の目的が生じた場合、
必要なエネルギー、性質、方向をどこまで具体化できるか、がポイントになります。
そして、難航しそうな目的達成にこそ、
「簡単に考える」技術が問われます。
もう少し他のことでも応用できるように、少しお題を変えてみます。
「油が満たされた1光年のプールで、
端から端まで光を貫通させることができるか?」
こんなお題になると、
プールで泳ぐことに比べ、共通認識が減ったと思いますが、
考え方は変えないということが重要です。
油で満たされたプールで光がどんな進み方をするか、
光の量はどうなるか、色々自信がなくなると思います。
どんなことから類推するか、いずれにしても、
プールで泳ぐときには必要なかったことの把握が、
今回は必要になります。
性質がわかった状態
(言い換え:油・光の特性、3C)
適切な方向で進める状態
(言い換え:光の方向、技術、方針、計画)
必要なエネルギー
(言い換え:光のエネルギー量、体力、リソース)
なにかの成果を生み出そうとしたとき、
全ては性質、方向、エネルギーに分解するということです。
実は、
能力×努力の仕方×努力量、とか、
運×考え方×気合とか、
強み×戦略×リソースとか、
意味はずれても、似たような分解はたくさんあります。
いろんな言われ方をされてますが、
結局、性質、方向、エネルギーを超えた魔法は今のところないということです。
覚えやすいよう、「油プールの光問題」と名付けます!