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2024.02.09UP

【お気に入りの本】動きそのもののデザイン

大久保 貴広

大久保 貴広

コンサルティング事業部 WEBマーケティングチーム
経営コンサルタント

Blog | Takahiro ookubo

【お気に入りの本】動きそのもののデザイン

こんにちは。

3日後に2月の北海道の気温、-12℃を体感する大久保です。

 

すでに震えています。

 

震え、といえば、

今回は、動きそのもののデザイン、という本について。

 

私はもともとデザイン、サイトにしてもパッケージにしても、

とても関心があって、

どこかでしっかり学びたいな、と思っていました。

 

デザインの原則、揃える、まとめる、繰り返す、とか、リズム、とか、

普通に売っているような本で若干の知識はインプットしていて、

専門家じゃないので普段会議などでは言わないのですが、

サイトラフを作るときはかなり意識してアウトプットしています。

 

そんな私が、この本を手に取ったのは、

表紙のデザインがまず目に入り、

「動きそのもののデザイン」という抽象的なタイトルで、

それが分厚かったので、興味を持ったからでした。

 

しかも、当時、動画広告がSNSで頻繁に出るようになり、

仕事にも使えると思い、読みました。

 

かなり学術的な内容だったので、

物理学的な動きの話に寄るかと予想していたら、

予想よりも面白い内容でした。

 

人間が特定の「動き」に惹かれてしまうというのは、

「共感」が関係しているという話が出てきます。

 

さらにその、共感してしまう動きを分解した

「運動共感エレメント」というのがあり、面白かったです。

 

以前、以下の記事で、身体性と数字が関係ある、といったお話を書きましたが、

 

身体性と数字、原理原則

 

動きに惹かれてしまうのも、人間の身体性にもろに関係しています。

こういう話はなぜ面白いのでしょうか。笑

 

そして、運動共感エレメントに分解する、それを見つける過程も面白くて、

著者自身が共感した動きはくまなく自分自身で何度も動いてその動きを再現して、

試行錯誤を繰り返して、自分の一次情報をもってして洗練させていく様が描かれます。

 

 

 

 

ちなみに著者の師匠である先生が、

‘You are doing a PhD... but at the same time, the PhD is also kind of doing you.'

とアドバイスをしたみたいで、

簡単に言えば、

「あなたが研究者をやっているのと同時に、研究もまたあなたの研究をしている」

というようなことで、

ずっと印象に残っていて、たまに思い出します。

 

「研究があなたの研究をしている」というのは今思い返せば、

ちょっといたずらっぽい表現だな、と思って、

ChatGPT4.0とやり取りして、

無理やり以下のようにまとめてもらいました。

それは、研究者が自分の研究対象を研究する過程で、

その研究対象が研究者自身に影響を与え、学問的な成長や自己認識を促すという考え方です。

このようなアイデアは、観察者と被観察者の間の相互作用を探求する量子物理学の原理や、

人文科学や社会科学における研究者の主観性の扱いにも見られます。

 

ちょっとさすがに平たくなりすぎた感じです。

自分としては、

考察、研究的なことを何度も何度も繰り返しているうちに、

当初の予定とは違ったことになっていたり、

自分自身の目が良くなっていろんなことに気がついていったり、

そんなときに、思い出します。

 

全然違うようですが、

部屋を少しキレイにしたときに、

部屋を掃除する前よりも目が良くなって、

(というより汚れに厳しい目になってしまって、)

部屋がむしろ汚く感じるような感覚も似ています。

 

これは、私の大好きな「言語化」についても、

重要な考えの比喩的な表現でもあるので、

近々その記事も書こうと思います。

 

今回はそろそろ記事も終えようと思いますが、

学びは、

「アウトプットの一次情報を反復して蓄積する」

そしてその間、

「スポンジのように影響を受ける無邪気な自分でいること」

だと言うことです。

 

あと、個人的には「運動共感エレメント」も

ちゃんと自分のアウトプットに活かしていきたい、

と思っていたのに長らく放置だったことを思い出しました。

 

サイトラフ制作のときと同様、

動画やUI/UXを具体化するときにアウトプットして、

血肉にしていきます。(リマインドリマインドリマインド)

大久保 貴広

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