2024.01.12UP
戦術を極めた先にしか、戦略はない
こんにちは。
最近、古地図アプリにはまっている大久保です。
本日は戦略について。
まず、ChatGPT4.0に聞いてみました。
大久保
戦略、戦闘、戦術について、それぞれの違いを教えてください。
ChatGPT
戦略、戦闘、戦術はそれぞれ異なる軍事的概念であり、異なるレベルや目的に焦点を当てています。
戦略 (Strategy): 戦略は最も広範囲かつ長期的な計画や考え方を指します。これは戦争や軍事的衝突における全体的な目標と方向性を設定するもので、国家や軍隊の長期的な目標達成のための道筋を決定します。戦略は敵対勢力に対してどのように対処するか、資源をどのように配分するか、同盟国との関係をどのように築くかなど、大局的な視点からの決定を含みます。
戦術 (Tactics): 戦術はより具体的で、短期的な軍事行動に関連する計画や手法を指します。これは実際の戦闘状況において、どのように兵力を配置し、敵に対してどのような行動を取るかといったことに焦点を当てています。戦術は局所的な勝利を目指し、特定の戦闘や小規模な衝突における具体的な動きや行動パターンを定めるものです。
戦闘 (Combat): 戦闘はこれらの概念の中で最も直接的で具体的な行動を指し、実際の物理的な戦いを意味します。これには兵士や装備の直接的な衝突、火力の交換、防御や攻撃の行動などが含まれます。戦闘は戦術の一部として位置づけられることが多く、戦術的な決定によってその形態や運用が変わることがあります。
要するに、戦略は「戦争をどのように遂行するか」についての大規模かつ長期的な計画、戦術は「具体的な戦闘をどのように行うか」についての短期的な手法、戦闘は実際の兵士や装備が参加する物理的な衝突を指します。
さすが、有料版、ということなのかトピックやプロンプトが良かったのか、非常にわかりやすいですね。
個人的には、
何かの戦闘を極めた先にしか、戦術はなく、何かの戦術を極めた先にしか戦略はないものだと考えています。
ただ、今でも不思議なのは、全ての戦闘に特化する必要はなく、「何かの戦闘」で風穴を開けられれば、
戦術に広げることができるような気がするということです。
非常に感覚的な私のイメージとしては、
脳で例えると戦闘、戦術、戦略に応じた専用のシナプスがあり、
なにかの戦闘に特化すれば、戦闘シナプスが形成され、
他の戦闘への骨格の理解、並びに戦術シナプス形成に移行することができるようになる、
という理解です。
そしてこのシナプスの別れ方は、「時間軸」で種類が違うと考えています。
時間軸以外の「範囲」だと、捉え方によって同じ範囲でも戦闘にも戦術にも戦略にもなるというイメージです。
ChatGPTの記述では、戦略ほど「範囲」と「時間軸」が広く長いという説明で、
当然ながらこれらは相対的なものですが、
私の考えでは、隔てるのはとくに「時間軸」の壁であると考えています。
もう少し補足すると、
「戦闘」<「戦術」<「戦闘」
の距離や隔てるものを考えたときに、
<隔てるもの=範囲>と捉えれば戦闘ジャンルやその人やその組織によって上記3つが接近する場合がありそうですが、
どんな組織でも<隔てるもの=時間軸>であれば、
上記3つの接近はなさそうだ、という感覚です。
上記ブログ記事にも記載しましたが、
中長期的な戦略は重要です。
しかし、大前研一氏ですら、
「10年後を描ける人なんかいません。だからそんな遠い未来ではなくて、 3年から5年先の未来を描く。」
と言ってるくらいです。
これは、戦略のシナプスをどれだけ積み上げても、環境依存要因が多すぎて、実利に落ちてこない、
というような理解を私はしていますが、
大前提として、環境依存要因以前に自分のシナプスが届く範囲である
(言い換えると自分の経験の積み上げ・応用で届く範囲である)ことが必要です。
純粋な投資家であっても、当然経営者であっても、
それぞれで「範囲の広さ」は違えど
必ず何かしらの「戦闘」をした結果「戦術」があって、
その結果に「戦略」がある中で、
自分が「戦略」だけをかっこよく語れるなんてことはありえない。
強く自戒して、少なくとも一流の戦術を磨き続け、中朝期的な戦略を提案していきます。
(何度も繰り返しますが「時間軸で中長期的」でなければ、
「戦略」ですら「範囲が広い戦闘」になり得るのでややこしいと思い、あえて中長期的な戦略、としました。)