2023.12.01UP
生成系AIに比べた人間の良さと、船井幸雄さんについて
こんにちは。
最近読みたい本が多すぎて、やりたいことも多すぎて読書が極端に荒くなっている大久保です。
突然ですが、こちらの靴の写真は、見たことありますでしょうか?
SNSの一部の界隈で何度もこすられている定番ネタです。
実は、緑の紐がついたグレーの靴に見える人、白い紐がついたピンクの靴に見える人、
というのがいるみたいです。
この画像を見て、思うことがあったので、本日はその点について。
最近、ChatGPTなどの生成系AIの盛り上がりがすごいですよね、
実はイーロン・マスクさんとマイクロソフトが巨額に投資したOPENAIの中でも、
ChatGPTは性能や技術という意味での転換点ではなかったみたいです。
(原理は、行列を大量に駆使したGoogleのTransformerに近く、むしろDALL·Eなどの画像、動画生成の方が自信作だったとの噂を聞きました。)
少なくとも、生成系AIが「会話形」として世に出た途端、
一気に「仕事奪われそうムーブメント」が顕著になりましたよね!
そんなこともあり、AIと比べた人間の良さということもよく話題に挙がっていますが、
私は、「脳が別々にあること」と、「欲望が複雑に入り組んでいること」
だと思っています。
この靴の画像が、緑の紐がついたグレーの靴に見える人、白い紐がついたピンクの靴に見える人、
に別れる、というのもまさにそうですよね。
ちなみに、機械はすべて「緑の紐がついたグレーの靴に見える」みたいです。
機械、ChatGPTなどが一様に出す答えに、
正しくてもやっぱり満足できない部分があリます。
(将棋や囲碁が人間より強くても、見たいのは人間同士の戦いであったり、、)
その大きな要因の一つに、
「質問に回答した人の背景であったり、個性、考え方、欲望、偏り、ストーリーが見えない」
ということがあると思っています。
そうすると、やはり、人間の良さは、
「脳が別々にあること」と、「欲望が複雑に入り組んでいること」
ではないか、ということです。
今の愛読書の、船井幸雄さんの初期(1970年代)の方から始まる3部作、
船井流正攻法、船井流競争法、船井流経営法、の中でも、
一番おもしろいと思ったのは、船井流競争法でした。
かつて競争の船井と言われた船井幸雄さんは、本の中でも言っていますが、
小さい頃から「競争」「軍事」に異常な興味があり、勉強されていたみたいです。
船井流競争法では、初っ端から「軍事戦術」の応用技の畳み掛けで、
魂を感じるほどです。
感動するくらい面白かったです。
船井幸雄さんが数々の業績アップに貢献し、多くの人々を感動に渦に巻き込んだことの
要因の1つに、一見企業経営から遠いと思われる「軍事戦術」の応用技があることに、疑いの余地はありません。
そのことからの私の学びは、
「脳が別々にあること」をいかに、活かせるか、でした。
まさに、上記私が感動したのは、「脳が別々にあること」のフル活用で、
AIでは出力できない「回答」です。
妥当、適切、ではない、異常さを感じます。
小さなことからできる取り組みは、
何かを考えるときに、
普段であれば近しい事例から踏襲することを考えるところを、下記のようにしてみることです。
(1)視座を変えてみる、切り口を変えてみる
(2)できるだけ、パッと見遠い事例から学べる点が見つけられないか探してみる
例)食品ECの業績アップに、全く異なる業績アップ法を追加してみる
こうすることで、AI的ではない、妥当ではない、
「脳が別々にあること」を活用した強みの活かし方ができると、考えています。
「妥当」が求められる仕事ことは、AIに任せれば良いのです。
(そして競合企業は少なくともそうしているのだから、そうしていなければ遅れを取るだけ)
今回は長くなってしまいましたが、
最近強く感じることなので、みなさんも実践していただければと思います。
とはいえ、直近のこと、必ず踏襲が必要で妥当であるべきこと、
はまだまだたくさんあるので、
しっかりと上手くいっているところからは学ぶ、
という原則は守っていきたいですね!